ヘア・頭皮

美しい髪のつくり方

美しい髪

昔から「髪は女の命」といわれるように、髪は見た目の印象を大きく左右します。
適度なボリュームがあり、毛先まで健康な髪は女性を若々しくはつらつとみせてくれます。

しかし、年齢を重ねると髪は衰えていきます。
個人差もありますが、髪の太さや成長のピークは30歳前後と言われ、30代後半になるとコシやハリがなくなって髪のうねりが気になり始めます。
さらに40代では髪が細く弱くなる、抜け毛や白髪が目立つなどのトラブルが増え始めます。

また、中国では昔から”血余(けつよ)”と呼ばれており、血液がしっかりと栄養素を運ぶからこそヘアサイクルが保たれて健康な髪が生えてきます。

不規則な生活やストレスの多い生活を続けていると、いくら外側からケアしても髪にダメージが積み重なっていきます。

さまざまな栄養バランスをよくとり、血行をスムーズに保つことが大切。
規則正しい生活を心がけて健康に気を付けていれば髪は健やかになっていきます。

美しい髪

髪の衰えの原因

食生活

無理なダイエットや偏食、食べ過ぎで栄養が偏ると新陳代謝が鈍くなります。
また、血行不良の原因となるストレスや冷えも健康な髪の大敵です。

ホルモンバランス

女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は月経や出産など女性特有のはたらきをつかさどります。
さらに血行をスムーズにしたりコレステロール値の上昇を抑えたり、肌のハリや髪のツヤを保つなど、いわば女性の美容と健康を総合的に保つホルモンです。
加齢とともに分泌が減っていきますが、最近は20~30代のうちからこの分泌のバランスに不調が見られるケースが多くなっています。
女性ホルモンのバランスが崩れれば、血行や代謝が滞り、ヘアサイクルが乱れて髪にコシがなくなったり薄くなったりしてしまいます。
また、白髪も増えてきます。
メラニン色素をつくって髪に色をつけているのは毛母細胞。
毛母細胞の活動が低下したり、栄養不足になったりすると、メラニン色素をつくる力が弱くなってしまいます。

美しい髪をつくるための対策

髪に必要な栄養をしっかり摂る

1.髪の材料となる成分

髪の毛の主成分は、ケラチンという硬いたんぱく質。
毛母細胞は細胞分裂を繰り返しながらケラチンと結びつき、髪を硬く変化させていきます。
そのためケラチンが不足すると細く弱い髪になってしまいます。
ケラチンは主にイオウを多く含む含硫(がんりゅう)アミノ酸を原料として、ビタミンB6や亜鉛などが合成に関わってつくられます。
これらの成分を含む食品を意識的に摂るように心がけましょう。

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含硫アミノ酸…卵、赤身の肉
ビタミンB6…鶏肉、ジャガイモ、バナナ
亜鉛…カキ、海藻類、レバーなど

※イワシやサバなどの青魚には、これら3つの成分がバランスよく含まれています。

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2.頭皮を健康に保つ成分

加齢によって頭皮が硬くなると血行が悪くなり、栄養が髪に十分に運ばれません。
頭皮に潤いを持たせてやわらかくするには、皮膚の弾力を持つコラーゲンが必要です。
さらに、コラーゲンには髪にツヤやハリを与えてくれるうれしい役割もあります。
もともと体内にありますが、年齢とともに減少してしまう成分。
鶏の皮や豚足などに多く含まれます。
また、頭皮の血行促進に役立つのがビタミンE。
カボチャやアーモンドなどのナッツ類に多く含まれています。
強い抗酸化力を持つビタミンでもあり、新陳代謝を活発にして細胞の老化を予防することも期待されます。

3.ホルモンバランスを整える成分

毛母細胞に作用して、発毛を促す女性ホルモンのエストロゲンは、40歳を過ぎたころから徐々に分泌が減り始めます。
エストロゲンと似た働きのある成分として注目を集めているのが、ポリフェノールの一種であるイソフラボン。
大豆や葛などの植物に多く含まれています。
特に閉経前後はホルモンバランスが乱れやすいので、豆腐や納豆などの大豆製品を積極的にとるようにしましょう。

ストレスをためない

過度のストレスが続くと、血管が収縮して血液の流れが悪くなったり、ホルモンバランスが崩れたりします。
好きな音楽を聴いたり、軽い運動をするなど自分がリラックスできる時間を持つことが大切です。
ただし、ストレスがたまるからと言って喫煙はお勧めできません。
髪だけでなく健康にも良くありません。
お酒も適量であればストレス解消につながりますが、飲み過ぎてしまうとかえって血行が悪くなるので気をつけましょう。

十分な睡眠をとる

ベッドルーム

健康な髪を育てるには、十分な睡眠が欠かせません。
睡眠不足で疲れがたまり、身体の機能が低下すると髪の成長にも悪影響を及ぼします。
ぐっすり眠って1日の疲れは、その日のうちに解消しましょう!
髪も肌と同じように夜中に代謝が行われます。
特に肌のゴールデンタイムと言われる午後10時~午前2時の間は成長ホルモンが分泌され髪の主成分であるたんぱく質の合成が活発になるので髪にとても大切な時間。
新しい髪を成長しやすくするためには、この時間はなるべく睡眠をとるように心がけましょう。

正しいケアを続ける

ドライヤーをかける

美しい髪を維持するには基本のヘアケアを正しく行うことが大切です。
シャンプーは、髪を洗うのではなく頭皮から分泌される老廃物や皮脂を洗い落とすのです。
シャンプーを軽く泡立てて頭皮につけ、マッサージするように洗います。
一方、保湿のためのトリートメントは頭皮ではなく髪につけて全体になじませます。
すすぎは、シャンプーやトリートメントが残らないようにしっかり行いましょう。
濡れた髪は表面を覆うキューティクルがはがれやすい状態になっています。
自然乾燥ではなく、タオルドライでやさしく水分をおさえた後にドライヤーで乾かした方がダメージを少なくすることができます。
このときドライヤーは髪に近づけすぎないこと。
熱で髪を傷めないように頭から10cm以上離して動かしながら乾かし、熱風が1ヵ所に集中することを防ぎましょう。
また、シャンプーは朝よりも夜にした方が効果的です。
髪が成長するのは夜なので、頭皮が汚れたままで寝てしまうと髪の成長を妨げる原因となります。